23日
朝の新幹線はすいていた。
長野駅前の川中島バスの待合所でしばらく待ち、戸隠行きのバスに乗る。乗客は一人だけ。
まだ、スキー場は開業できる程雪がないようである。スキー場(約5cmの積雪)からキャンプ場まで歩き、ここから一不動を目指す。計画では高妻山、乙妻山に行く予定である。
一不動までは、大洞沢という沢に沿ったルートであり、ときどき水の間を飛び飛びに行くため、歩きにくい。 また、トレースがまったく無く、ルートそのものがわかりにくい。
しばらく進むと、谷沿いのせいで雪がかなり深くなり、滝の上の急斜面をトラバースする箇所が危険であるため、ここから引き返すことにする。大変残念であった。
約1時間でキャンプ場に着き、雪がなく、枯葉を敷き詰めた場所にテントを張る。
24日
本日は黒姫山を越える予定である。時間的には余裕があるためゆっくり出掛ける。県道をしばらく歩き、西登山道から登り始める。
しばらく歩くと古池があり、鴨が羽を休めていた。ここから更に登って新道に入り、稜線をめざす。
黒姫山は標高約2,000mであるため、あまり雪は深くなく、膝位までであるが、こちらもトレースがないため山を独占した状態である。
やっと頂上について、東登山道を下ろうとしたが、ルートがはっきりせず、雪も深いため元来た道を引き返すことにする。
ここから東登山道を下れなかったのは、これで2回目となる。
西登山口に戻り、ここから黒姫駅のほうに歩くことにし、県道をトボトボ歩いて約1時間の地点で道の脇にテントを張る。今晩のほうが冷え込んだ。
25日
朝、ゴアゴアのテントを無理にザックに押し込み、県道をまた歩き始める。
1時間ちょっとで黒姫駅に着いた。
歩いているときに見た朝焼けの黒姫山、妙高山がきれいであった。 |